2016年10月

所感

不患人之不知己。患不知人也。

『人の己れを知らざるを患えず、人を知らざるを患う。』(論語)

「他人が自分を認めないことを気にするよりも、自分が他人を認めないことのほうを心配しなさい。」

七月十日参院選が行われ、各政党悲喜交々。

人気取りに終始する政治家が当選し、またその多くが消えてゆく。

無責任な政策を打ち出し、単純化したスローガンを掲げて大衆に迎合する-

このような政治のありようを「ポピュリズム」と云う。

これに流されると大きな政策は立案すら困難となり、国の活力が衰える一因ともなる。

過去の歴史からも明らかなように、どんなに隆盛をきわめた国や地域においても、

油断すれば衆愚政治に転じ、滅亡を繰り返してきたという史実からも学べる。

今、まさに世界の潮流が大きくうねり始めた時、国地方を問わず、

夢のある未来を次世代に引き継ぐため、信念をもって為すべきことを為し、

将来に対する責任に真正面から向き合わねばならない。

平成二十八年 秋