「希望と安心」をお届けします。
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所感

混沌の中に明日を垣間見る

プラトンは、哲人政治を唱えた。民主主義が衆愚政治に陥らないようにする歯止めである。

古代ギリシャは滅びたが、先哲の教えは生きている。

飛行機を作れなかったレオナルド・ダ・ヴィンチも、大陸間を数時間で移動できる未来は空想しただろう。

文明の進歩は空想をも実現する。明日の世界はどうなっていくのか。

世界の金融市場では、実体経済の100倍以上の通貨取引がなされている。

瞬時に世界を駆け巡る大量の情報を利用すれば、労せずして財貨の獲得が可能となる。

市場経済に大きな地殻変動が起きている。西暦2045年には、人工知能が人知を超えるという。

性能が人間の知能の1兆の1兆倍になり、全人類の知能の総和を凌駕するという予測だ。

人間よりも賢明である人工知能に、様々な価値判断を委ねる時代が訪れようとしている。

明日の世界は、情報を制する者が制する。

いかに多くの情報を収集するか。自らの価値基準を人工知能に組み込むか。

かつての領土や資源をめぐる争いが、情報の覇権をめぐる争いに変質する。

そうなれば政治の役割も変わってこよう。

社会の根幹には、人と人との絆がある。ロボットには人を抱え上げることはできるが、

やさしく労わることはできない。人工知能の演算では、人の心の痛みやぬくもりは理解できない。

情報は国境を超えるが、心の垣根は越えられない。

情報や人工知能に支配される無機質な社会においては、

人々の憂いを除き、幸福を最大にする血の通った政治の役割が、ますます重要になるに違いない。

平成二十九年 秋

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

満つれば則ち虧く。『みつればすなわちかく。』(史記)

前世紀、計算機の開発と利用、トランジスタの発明などから

流通情報革命が始まったといわれる。

国を超えた企業間の情報活動は促進し、世界は大きく変わった。

しかし、経済格差は広がり、不安定な社会にした側面もある。

近年、コンピュータやインターネットの普及からはじまったIT革命は、

首相官邸でさえ、Facebook,LINEを利用して情報発信をするほど

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)全盛期である。

そんなIT技術にあふれた現在の日本を、多くの外国人が訪れている。

「日本に来て何に感動したか」と尋ねると、その多くが

「最先端技術」「豊富な商品」よりも「人が親切なところ」と語る。

道を尋ねれば丁寧に教えてくれ、店に入れば素晴らしいおもてなし。

日本人として日本で生活している我々にとっては

「当然」なことが、外国人にしてみれば「感動」であるという。

多くの外国人が「日本人の親切、勤勉、忍耐、寛容」を絶賛している。

外国人が感動し、評価する「古来から継承してきた日本人の精神」の中に

これからの日本が進む道標があるように思えるのである。

年頭謹白

本年の皆様のご健勝とご多幸を心から祈念いたします。

平成二十九年元旦

所感

不患人之不知己。患不知人也。

『人の己れを知らざるを患えず、人を知らざるを患う。』(論語)

「他人が自分を認めないことを気にするよりも、自分が他人を認めないことのほうを心配しなさい。」

七月十日参院選が行われ、各政党悲喜交々。

人気取りに終始する政治家が当選し、またその多くが消えてゆく。

無責任な政策を打ち出し、単純化したスローガンを掲げて大衆に迎合する-

このような政治のありようを「ポピュリズム」と云う。

これに流されると大きな政策は立案すら困難となり、国の活力が衰える一因ともなる。

過去の歴史からも明らかなように、どんなに隆盛をきわめた国や地域においても、

油断すれば衆愚政治に転じ、滅亡を繰り返してきたという史実からも学べる。

今、まさに世界の潮流が大きくうねり始めた時、国地方を問わず、

夢のある未来を次世代に引き継ぐため、信念をもって為すべきことを為し、

将来に対する責任に真正面から向き合わねばならない。

平成二十八年 秋